学園ぷりんせす
桜ちゃんがもぐもぐとご飯を食べているとき、外に明るい光が見えた。
「わあっ!花火だ!」
桜ちゃんは目をキラキラさせて外を見た。その顔はあどけない子供のようだった。
僕は神の肩をトントンと叩いた。
「これ仕組んだの神でしょ?」
「…なんでわかったんだよ」
「だって桜の絵の花火が打ち上がったんだもん。」
「うわ、お前キモッ」
「……金持ちは違いますね…」
神は腕を組みながら仁王立ちをして、なぜか笑い出した。
恥を隠しているのだろうか。相変わらず気持ち悪い。
僕は神達から離れ、隣を陣取るかのように桜ちゃんの横に座った。
「はぁー1日って早いなー!」
「そうだね!」
「やっぱ桜ちゃんって凄いよ」
「?なんで??」
「桜ちゃんと一緒にいると時間が早く感じるもん」
.