イノセントホワイト
第二章 漆黒の過去
「かわいくなったねェ。
でも化粧濃いなぁ。
お兄ちゃんはもっと
純粋な子が好きだなぁ。」
そう言って、
あたしをソファに押し倒す。
咄嗟にあたしは
こいつを殴って起き上がった。
「てめェになんか
好かれたくねェよ!!!!」
うめき声を上げて
立ち上がったこいつを
壁に押し当てた。
「てめェ今更何しに来た。
たったと帰れよ!!!」
「冷たいなぁ」
そう言って笑うこいつに
無性に腹が立った。