無限大の友情
走り始めて数分後・・・
「ちょっと、タンマ・・・」

「どうした、幸哉?」

「ちょっと、息が・・・少し、休もうぜ・・・」

「俺もちょっと疲れた・・・」

慶彦も苦しそうに息を切らしている。

「何言ってんだ!本番では80m走らなくちゃいけないんだぞ!」

友則と昇一は顔を見合わせた。

「とにかく、ゆっくりでいいから走ろうぜ!」

昇一が言った。

「そんなことより、実際に80m走ってみたいな」

友則が言った。

「だけど80mってどこからどこまでなんだ?」

「・・・分からないな。今日、先生に聞いてみよう。」

「じゃあ今日はここまでで・・・」

幸哉と慶彦はヘトヘトだ。

「大丈夫かな?」

友則と昇一はもう一度、顔を見合わせた。
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