たった一人の親友へ
夏の家に着き
チャイムを鳴らす


玄関のドアが開くと


そこには変わりはてた夏の姿があった


髪はボサボサ


顔色も悪いし


目は有り得ないくらい腫れていた



あまりにびっくりしすぎて一瞬言葉を失うほど、いつもの夏とは違いすぎた


「夏……どうしたの!?」


あたしが夏にかけよると


夏はその場に泣き崩れてしまったんだ


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