たった一人の親友へ
一瞬言葉を失った
「えっ?ちょっと待って。妊娠?!
ちゃんと避妊してなかったの?」
「三ヶ月前くらいに一回だけ……」
「検査薬は?陽性って出たの?」
泣きながらこくんと夏はうなずく
「あたし…あたし…どうすればいい?
こんなこと絶対たくちゃんには言えない。親にだって……
あたしたくちゃんに捨てられたら死んじゃう…
死んじゃうよぉ…」
そう言って泣く夏は
今にも消えてしまいそうで
とても小さな存在に見えた
あたしだって夏の気持ちは痛いほど分かる
言いたいのに…言えない秘密。
でもね
今回の場合は別だよ
お腹に
夏のお腹に新しい命が宿ってるんだよ?
「夏。たくちゃんに言わなくちゃだめだよ。
夏が一人で解決できる問題じゃない。
本当にお互いを想ってるならちゃんと向き合える。
ねっ?」
それでも夏は首をふり続けた
自分の身体を犠牲にしてまで好きなんだね
たくちゃん
こんなに夏が苦しんでるんだよ
助けてあげてよ
たくちゃん
「えっ?ちょっと待って。妊娠?!
ちゃんと避妊してなかったの?」
「三ヶ月前くらいに一回だけ……」
「検査薬は?陽性って出たの?」
泣きながらこくんと夏はうなずく
「あたし…あたし…どうすればいい?
こんなこと絶対たくちゃんには言えない。親にだって……
あたしたくちゃんに捨てられたら死んじゃう…
死んじゃうよぉ…」
そう言って泣く夏は
今にも消えてしまいそうで
とても小さな存在に見えた
あたしだって夏の気持ちは痛いほど分かる
言いたいのに…言えない秘密。
でもね
今回の場合は別だよ
お腹に
夏のお腹に新しい命が宿ってるんだよ?
「夏。たくちゃんに言わなくちゃだめだよ。
夏が一人で解決できる問題じゃない。
本当にお互いを想ってるならちゃんと向き合える。
ねっ?」
それでも夏は首をふり続けた
自分の身体を犠牲にしてまで好きなんだね
たくちゃん
こんなに夏が苦しんでるんだよ
助けてあげてよ
たくちゃん