たった一人の親友へ

ある日の朝


今日は友香の様子がおかしい


ソワソワソワソワ落ち着かない感じ


「もうっ！！友香じっとしてよ。」


「う～ん。ねぇ。お姉ちゃん。
これから何があっても怒らないでね・・・・。」


「はっ？

分かったから早く落ち着いて！！」


ピンポーン


家のインターホンが鳴り響く


「あっ！！来た！！」


飛び跳ねて玄関に消える友香


もう何なの！？


友香が玄関でキャッキャッと騒いでいる


男の声？


もしや彼氏！？


うそ！？！？


髪もぐちゃぐちゃだし、スッピン！！


もう友香そういうことは早く言ってよ！


洗面台へ向かおうとイスから立ち上がった瞬間


目の前には懐かしい顔があった


「久しぶり」







今あたしの目の前にいるのは


紛れも無く










隆也だった