たった一人の親友へ
それからあたしを家まで送ってくれた翔は


「じゃぁまたなっ」

そう言ってあたしの家を去る


チャイムをならすと友香が家から出てきて

「お姉ちゃん!!お疲れ様ー!!」


この可愛い笑顔
本当に本当に癒されます(笑)


友香も無事高校が決まり


後はあたしの合格発表を待つのみ




時計を見ると


針は1時を回っている


隆也・・・まだ起きてるかな?


電話をかけると


「もしもし」


眠そうな隆也の声


「あっ!!ごめん・・寝てた?
電話かけるの遅くなっちゃって・・・」


「あぁ!!さな?

今から家出れる?」


「うん。」


「じゃぁ俺家の前まで行くから待ってて!!」



隆也焦ってどうしたんだろう・・・


不思議に思いながら


あたしは隆也が来るのを


ただひたすら家で待った


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