たった一人の親友へ
二人で水をかけあって


砂浜を走って


また貝殻に


“愛しの翔ちゃんから!第三弾☆”


って書いてくれた


楽しすぎて


楽しすぎて


時間を忘れるくらい楽しくて




いつの間にか辺りは真っ暗だった






空の星がきれいで


その日に限って満月で


今思えば


確実にあたしたちは


悪夢のカウントダウンへと


向かいつつあった


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