たった一人の親友へ
バイクの後ろに乗せてもらい
勢いよく発車するバイク
翔の背中がいつもより広く感じた
「あぁ、ねみぃ…」
そんなこと言ってる翔に不安に感じさえしなかった
今までだって何度もこういうことがあったから
順調に進むバイク
もうすぐ海が見えなくなる
十字路の交差点
それは突然だった
乗用車が赤信号の中飛び出して来て
あたしたちのバイクへと突っ込んで来た
小さい頃の記憶がよみがえる
あの家族を引き裂いた事故の記憶
あたしと翔の身体は一瞬で宙に浮いて
地面へとたたき付けられた
薄れゆく記憶の中で思ったことは
翔のことだけ
神様
どうか翔を助けてください
勢いよく発車するバイク
翔の背中がいつもより広く感じた
「あぁ、ねみぃ…」
そんなこと言ってる翔に不安に感じさえしなかった
今までだって何度もこういうことがあったから
順調に進むバイク
もうすぐ海が見えなくなる
十字路の交差点
それは突然だった
乗用車が赤信号の中飛び出して来て
あたしたちのバイクへと突っ込んで来た
小さい頃の記憶がよみがえる
あの家族を引き裂いた事故の記憶
あたしと翔の身体は一瞬で宙に浮いて
地面へとたたき付けられた
薄れゆく記憶の中で思ったことは
翔のことだけ
神様
どうか翔を助けてください