たった一人の親友へ

感情

次に目を覚ました場所は当たり前だけど病院だった

目が覚めると目の前にいたのは母親ではなく
無機質な白い壁



身体中が麻痺してる感じ

でもあたし生きてるんだぁって思った瞬間、意識が失くなる前の記憶が一気に蘇る


悲しいというよりは虚しかった

憎いというよりは寂しかった


お母さんはあたしのこと嫌いなのかなって


予想が確信に変わる感じ







その日を境に誰も信じられなくなった

相手に見返りを求めるのももうやめた

期待するだけ損だと思った

たったこれだけのことで?って思う人もいるかもしれない

でも、もう一方通行は疲れたの

自分のことは自分で守るしかないでしょ?

感情も涙も全て捨てたあたしの過去



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