たった一人の親友へ
お医者さんからの話が終わった後
母はあたしに
「さなは友香の病室には来ないでね。
友香に負担をかけるだけだから。
こんなことになって、一体誰のせいだと思ってるの?
近所の人にどう思われてるか考えると、お母さん気が気じゃないわ。
早く直さないと内申にもひびくし。
とにかくこのことは誰にも話さないでよ!!」
今までのあたしならここで何も言わずに病院を去っていたと思う
でもここで言わずにいたら、何も変わらない
「お母さん。
それは間違ってる…」
母はビクッとしてあたしを睨む
一瞬決意が揺らぎそうになった
怖い
怖い
助けて
「間違ってるよ。
友香がこうなったのはあたしのせいでもある。
友香の本当の気持ちに気付いてあげられなかったから。
でもお母さんのせいでもあるって気付いてる?」
「何言ってんの?あんた。
友香がこうなったのはあんたのせいでしょ!?」
母はヒステリックにそう叫んだ。
「お母さんは友香に全部押し付けすぎだよ。
友香がお母さんの言うこと素直に聞くの何でか分かる?
家族を繋げようとしてたんだよ、友香。
お母さんのために」
「…話にならない。」
そう言って去っていく母の姿が涙で滲んで見えなかった
お母さん
お願いです
友香の本当の気持ちに気付いてあげてください
あたしがこれから友香をちゃんと支えるから
お互い向き合っていこう
お母さん
母はあたしに
「さなは友香の病室には来ないでね。
友香に負担をかけるだけだから。
こんなことになって、一体誰のせいだと思ってるの?
近所の人にどう思われてるか考えると、お母さん気が気じゃないわ。
早く直さないと内申にもひびくし。
とにかくこのことは誰にも話さないでよ!!」
今までのあたしならここで何も言わずに病院を去っていたと思う
でもここで言わずにいたら、何も変わらない
「お母さん。
それは間違ってる…」
母はビクッとしてあたしを睨む
一瞬決意が揺らぎそうになった
怖い
怖い
助けて
「間違ってるよ。
友香がこうなったのはあたしのせいでもある。
友香の本当の気持ちに気付いてあげられなかったから。
でもお母さんのせいでもあるって気付いてる?」
「何言ってんの?あんた。
友香がこうなったのはあんたのせいでしょ!?」
母はヒステリックにそう叫んだ。
「お母さんは友香に全部押し付けすぎだよ。
友香がお母さんの言うこと素直に聞くの何でか分かる?
家族を繋げようとしてたんだよ、友香。
お母さんのために」
「…話にならない。」
そう言って去っていく母の姿が涙で滲んで見えなかった
お母さん
お願いです
友香の本当の気持ちに気付いてあげてください
あたしがこれから友香をちゃんと支えるから
お互い向き合っていこう
お母さん