たった一人の親友へ
「俺さ、さなと別れてから本当辛くて
酒に走るわ、どうでもいい女に走るわ・・
自分が情けなかった。
別れてからこんな好きだったんだなぁ、って思い知らされて
何で別れたんだろうって
毎日どうでも良かった。
でもそんな時にお前に似た女の子に告られて
どんどんのめり込む自分がいてさ
半年たってから分かったよ
この子はさなじゃないんだって。
今までどれだけこの子を傷つけてきたんだろうって。
怖くなった。
別れたけど本当後悔してる。
自分のバカさに。」


そう言った隆也の目からは涙が溢れてきて

ただただあたしにごめん、って謝ってた




隆也

謝るのはあたしの方だよ

最低なのはあたしの方じゃん

やさしい隆也のことだから

あたしのためにずっと悩んでてくれたの?

バカだよ、隆也






バカだよ・・・・・







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