たった一人の親友へ
大きなベンチ

大きな木

四人で書いた落書き

何も変わってない

あの頃と同じまま



和歌子があたしの後ろの方に手を振る


「はやく!!!」


何だろう

不思議に思って後ろを向くと


そこには大きな影が二つ見えた


そしてそこにいたのは



他でもないけんたと










翔だったんだ






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