たった一人の親友へ
三ヶ月振りの再会

三ヶ月振りのあの笑顔

けんたと和歌子は何も知らないから

素直にはしゃいでる


「さな~!!会いたかったよ~」
そんなこと言ってけんたはあたしに飛びつく


「けんた。久しぶりだね。」

そういうのも必死なくらい

あたしは突然のことに動揺してた


まだ心の準備できてない


「翔とさなは結構会ってるんでしょ??今更だよね~」

そう言われて翔は苦笑い




再会してからあたしは一度も翔の目が見れなかった

きっと今見ちゃったら

あたし泣く

確実に泣いちゃう



心臓が飛び出そう

どうしよう

すっごい気持ち悪い

緊張しすぎ?



「ちょっとコンビニ行ってくる。」

そう言ってあたしはその場から立ち去ろうとした



「じゃぁ俺も行く。けんたと和歌子何かいる?」



……えーーーーーーーーーー!?


じゃぁ二人っきりってこと??


無理無理無理。



「じゃぁ行ってくるわ。」

そう言ってあたしの手をとる翔


どうしよう

どうしよう

どうしよう




< 92 / 265 >

この作品をシェア

pagetop