そのままのキミ
その夜、初めて涼太の顔を真っ直ぐ見た。


冷たい目をしていた。


その冷たい目に、自分の弱い目が映っていた。


私はなんて子どもなんだろう。


「唯…付き合おう」


「…うん」
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