そのままのキミ
私は唯。現在17歳。地元の進学校に通っている。


自分では顔は普通だと思っているが、スタイルには自信がない。


容姿がいい女にはかなわない。


そう思い、机の中のチョコレートを口に入れた。


それから2週間後。


私の友達と付き合い始めた。


振られたのが高校3年の春だったこともあり。


私はそれ以来、受験勉強に励んだ。


何も考えずにいられるから。


志望は有名私立大学の文学部。


担任からはムリと言われているが。


相手が人間の恋に比べたら

勉強の方がよっぽど楽だった。
< 3 / 20 >

この作品をシェア

pagetop