そのままのキミ
「唯です。よろしく」


「唯ってば、他に言うことないの?」


みんな笑いながらも、少し引いてた。


私の探してる大人の人がいなかったからだ。


はやく帰りたいな。そう思っていた。


最後の自己紹介だ。


「涼太です。唯ちゃんみたいな子が好きです。よろしく」


さやか達はひやかしたけど。


私は「何こいつ。チャラ系か」


と、相手にしなかった。
< 8 / 20 >

この作品をシェア

pagetop