そのままのキミ
涼太と言ったそいつは、


私に興味があるような言い方をしたが。


さやかの家では一言も話をしなかった。


それが逆に私は気になった。


この人、何考えてるの?


やがて時間は深夜2時。


お決まりのパターンだけど

男が女を送り届けることになった。


私の家は歩いて15分。


たまたま近い男が送るよと言ったが。


「俺が送るよ。行くよ」


涼太だった。
< 9 / 20 >

この作品をシェア

pagetop