泪の花。
凄い目で睨まれ、一瞬固まってしまった…


だが、あんなに怒らせた理由はイマイチ分からない。



『あ~ぁ。何でか分かんないけど、まーた怒らせちゃった。まぁ、進歩だよね…よきかな、よきかな』



「…カイトくん大丈夫?」



なんだよこいつら


こいつらよく俺の周りチョロチョロしてるヤツらだ。


怒らせたのって…もしかしてコイツら?



『なんだよ、八つ当たりされただけかぁ~』


「あの女、今後一切カイト君に近付けないから安心してね!!」


と意味不明な事で意気込んでいる…





『バッカじゃね?あんたら、頭悪すぎ。今後一切…初美に近寄るな、今度こんな事してみろ。吊すぞ』

そう冷たく言い残して俺はその場を去った。






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