泪の花。
『今度…アイツ、海斗君とおばあちゃんのお墓参りに行ってきます』
「えぇ…でも、どうして海斗もなのかしら?」
なんだか意味あり気に、ニヤニヤするお母さんが不思議だが…
でも、なんで私アイツとなんて言ったんだろう?
『アイツは…あれ?』
「ん?」
『一緒に行かなきゃならない気が…したから?あれ?なんだろ?矛盾が…』
クスクスと笑うお母さんは、
「いってらっしゃい、うちのバカ息子も連れてって」
とまだ笑っている。
病室のドアがいきなり開いて、
「初美ちゃん、飛行機間に合わないよぉ!!」
と半泣きの朔來がドアにもたれ掛かっている。
『今日帰るなんて言ってなかったじゃない!!』
「今日なの!!すぐなの!!」
急いで~とせかす朔來。
朔來と旅行するのはこれきりにしようと思った瞬間だった。
『あの…ありがとうございました!!』
とお礼を言って病室を後にした。
入れ替わりで咲斗さんが病室に入って行ったのでお別れの挨拶をして足早にその場を去った。
「えぇ…でも、どうして海斗もなのかしら?」
なんだか意味あり気に、ニヤニヤするお母さんが不思議だが…
でも、なんで私アイツとなんて言ったんだろう?
『アイツは…あれ?』
「ん?」
『一緒に行かなきゃならない気が…したから?あれ?なんだろ?矛盾が…』
クスクスと笑うお母さんは、
「いってらっしゃい、うちのバカ息子も連れてって」
とまだ笑っている。
病室のドアがいきなり開いて、
「初美ちゃん、飛行機間に合わないよぉ!!」
と半泣きの朔來がドアにもたれ掛かっている。
『今日帰るなんて言ってなかったじゃない!!』
「今日なの!!すぐなの!!」
急いで~とせかす朔來。
朔來と旅行するのはこれきりにしようと思った瞬間だった。
『あの…ありがとうございました!!』
とお礼を言って病室を後にした。
入れ替わりで咲斗さんが病室に入って行ったのでお別れの挨拶をして足早にその場を去った。