泪の花。

おばあちゃん。

『オイ変態!!おーまーえっ!?えっ?!』



日本に帰ってきた私は、家に帰る前に咲坂家に寄って行く事にした。

椿姫さんに、いらん事ばかり言っていたアイツを、打ち首にでもしてやろうと思っていたのに…



アイツを見たらそんな事は一瞬で忘れてしまった。


ドヨーンと沈んだ雰囲気を垂れ流し俯いていた。


相当、咲斗さんに参ったらしい。



「はるとぉ…よくも俺を餌にしおって…どこ行ってたんだよ!!!!」



「企業秘密だ。」


ふっざけんな!!と怒り心頭の様子。




「初美までいなくなってて…朔來は俺の電話に出やしねー!!」


「だって、海ちゃん絶対怒鳴るもん」

と頬を膨らませている。


ひたすら落ち込んでいるアイツに私は言った。


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