泪の花。
アイツは…


いつもの様に、休み時間や、ご飯時にも話しかけてくるが…



今日は、話すことはおろか、顔も見れない。



逃げに逃げまくって…




前方に朔來を発見して、助けを求めた。



『朔來…お願い…助けて』



多分、顔はまだ赤い…



朔來は少しびっくりした表情をしたが、何故か顔が紅潮している。



「初美…ちゃん?(やだ…可愛い…なに、この初美ちゃん…真っ赤じゃない…キャー!!鼻血でそう…)」





「海斗…初美ちゃんは渡さない。あんたの餌食にさせるもんですか」


と、意地悪く微笑み黒いオーラを出して、初美を連れ去っていった。






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