泪の花。
悲しいかな…


私が、朔來達から離れた事を見計らっていたかのように…靴箱で会ってしまった。



「久しぶり!!なぁ、高校どこ受けるの?」


無視をして通り過ぎようと思ったのに、またしても捕まってしまった。



『関係ないでしょ』



「あるよ。一緒の高校行きたいもん」



もんって…………!!!!



『冗談じゃない!!高校まで一緒なんて有り得ない!!絶対イヤだ…』


「うわっ、ヘコむ」


『大してヘコんでもないくせに!!』


「あら、バレてら~」


とケタケタ笑う…


『はぁ…一体、何が目的なのよ?』


「別に。ずっと見守っていたいだけデス。」



『そういうのなんていうか知ってる?』



「?…何?ヒント頂戴、ヒント。」



『ヒントって…最初の文字はス………』



カァっと、顔が熱くなるのが分かった。



のせられたような感じがして自分がすごく恥ずかしくなってきた…



「ス?」



『ストーカーって言うのよ!!!!』


「ダメじゃん、そんな早く答え出したら」

と、笑っている

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