泪の花。
「咲斗から連絡あったのも久しぶりだし、会ったのも3年振りかな?」


『寂しく…ないの?』



「まぁ、母さんがいないのは寂しいけど、咲斗はいない方がいい」


そう言ってどんよりしている



『嫌いなの?お父さん』

「嫌いってわけじゃない。ただ…」



『ただ?』



「一緒にいると物凄く疲れんだよ…」


『なんだ、私があんたに思ってる感情と同じだね』



「え!?それは喜んでいいの?」



『なんでよ!!疲れるって言ってるのに』


「だって…嫌ってないんだろ?」



あっ、間違えた。と訂正しようと思ったのに…

あまりにも嬉しそうに笑うから何も言えなかった。




< 67 / 203 >

この作品をシェア

pagetop