泪の花。
咲坂君と朔來の食事も済んで、海へ出かけた。
ヤッパリ、がらんとしていて人は見受けられない。
『ここって穴場なんですか?』
咲坂君に質問をすると
「ここはうちの土地なんで、人は入ってこないんです」
「春ちゃんちのプライベートビーチたよね」
と朔來が言うと、そんな大したもんでもないがなとアイツがぬけぬけと言いやがった。
上着をスルスル脱ぐ朔來、水着に着替えていた朔來を見て、咲坂は赤くなっていた。
『初々しいよね…』
「そうだな、水着姿なんてガキの頃から見てるのに…」
と呆れてしまったが、微笑ましくもあった。
「初美は?」
『え?』
「水着だよ!!」
『持ってないわよ、そんなの。』
と言うと肩からガックリとうなだれた。
でも、本当に持ってないし、泳ぐつもりなんてなかったから…
だから着るわけない。
昨日の晩
「初美ちゃん!!私の着なよ!!」
と朔來にも勧められたが、断り続けた。
ふわっと、地面から足が離れたかと思うとアイツに抱きかかえられていた。
ヤッパリ、がらんとしていて人は見受けられない。
『ここって穴場なんですか?』
咲坂君に質問をすると
「ここはうちの土地なんで、人は入ってこないんです」
「春ちゃんちのプライベートビーチたよね」
と朔來が言うと、そんな大したもんでもないがなとアイツがぬけぬけと言いやがった。
上着をスルスル脱ぐ朔來、水着に着替えていた朔來を見て、咲坂は赤くなっていた。
『初々しいよね…』
「そうだな、水着姿なんてガキの頃から見てるのに…」
と呆れてしまったが、微笑ましくもあった。
「初美は?」
『え?』
「水着だよ!!」
『持ってないわよ、そんなの。』
と言うと肩からガックリとうなだれた。
でも、本当に持ってないし、泳ぐつもりなんてなかったから…
だから着るわけない。
昨日の晩
「初美ちゃん!!私の着なよ!!」
と朔來にも勧められたが、断り続けた。
ふわっと、地面から足が離れたかと思うとアイツに抱きかかえられていた。