泪の花。
虚ろだったあの日男の子が居たのは覚えている…
泣いていた。

ねぇ?

あなたは、何をしていたの?


何故、祖母の死に最初に立ち会えたのはあなたなの?


それを聞いてみたいのに、その男の子を探せずにいた…イヤ、探さずにいた。



会ってみたい。

会ってみたくない…

そんな気持ちが交差して、あの日を思い出したくなくて…結局は弱い自分を守っているだけだった。





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