泪の花。
振り返って見た花畑は、少しの間に色んな過去を見た。



沢山の過去があって私がこうやって生きている事。



怖がってばかりなんて、もったいない。



そうは思ったって、私にはまだ出来ない…



情けないけど…



本当に自分を投げたしたくなるくらい、イヤになるけど…



でも、自分を投げ出すわけにはいかない。



葛藤を乗り越えて、見えるモノがあると信じてみたいから。



私の…


小さな歩幅でも歩いて行かなくちゃ。


久しぶりにプラス思考になれた気がする。



花畑を作ったアイツのおじいさんに会ってみたかった。



きっと優しい笑顔の温かい人だと…


勝手に想像した。



でも…そのおじいさんが存在するには、おばあさんが必要な事。


人は独りだけど…


繋がって生きている。



もしかしたら、おばあちゃんも必要だったのかな?


巡り巡った年月を少しだけ、愛おしく思った。
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