泪の花。
『結局、ケータイの件はどうなったの?』
何気になくした質問だったが、朔來は忘れていたらしく…また泣き出してしまった。
「私、春ちゃんに捨てられちゃったらどーしよぉ…」
馬鹿な、有り得ないと思いつつ…
『春斗君に理由を聞くのよ?』
そう言うと
「出来ない…怖いよ…」
と意気消沈している。
仕方なく私が聞くはめになり、朔來は1人でトボトボと帰っていった。
教室で帰る支度をしていると、呼び出そうと思っていた咲坂君が息を切らしながら現れた。
「初…美さん!!朔來見ませんでしたか!?」
青ざめて、もうそれはそれは必死の他の何者でもない。
こんなに心配してる人に浮気したんですか?なんて質問する方が野暮に思えた。
『朔來なら、さっき帰りました。あの、大分落ち込んでたみたいなんですけど咲坂君が浮気したんじゃないかって。』
「はぁ…あれは…ちょっと言えない事情なんです。」
『…浮気なんですか?』
「浮気なんてしません!!絶対に。でも、言えなくて…」
と困っているようだ。
何気になくした質問だったが、朔來は忘れていたらしく…また泣き出してしまった。
「私、春ちゃんに捨てられちゃったらどーしよぉ…」
馬鹿な、有り得ないと思いつつ…
『春斗君に理由を聞くのよ?』
そう言うと
「出来ない…怖いよ…」
と意気消沈している。
仕方なく私が聞くはめになり、朔來は1人でトボトボと帰っていった。
教室で帰る支度をしていると、呼び出そうと思っていた咲坂君が息を切らしながら現れた。
「初…美さん!!朔來見ませんでしたか!?」
青ざめて、もうそれはそれは必死の他の何者でもない。
こんなに心配してる人に浮気したんですか?なんて質問する方が野暮に思えた。
『朔來なら、さっき帰りました。あの、大分落ち込んでたみたいなんですけど咲坂君が浮気したんじゃないかって。』
「はぁ…あれは…ちょっと言えない事情なんです。」
『…浮気なんですか?』
「浮気なんてしません!!絶対に。でも、言えなくて…」
と困っているようだ。