被虐待児の未来
「大丈夫?」



夫があたしの肩に手を置いた



「平気。」




「愛ちゃん!何か美味いものでも食べに行こう」

母は再婚して、生まれてきたあたしの種違いの妹を愛してるのだろうか



幸せそうな顔してたから愛されてるんだろうな



母は凄く年をとった風に思えた



あたしと離れてから、色々あったに違いない



「好実?」

「ママ?どーしたの!」



「えっ!?大丈夫だよ!ごめんね(笑)」



2人は心配そうにあたしを見つめる


「ママは幸せだね…パパと愛ちゃんに愛されてるから。」


「うん!!」


あたしたちは家へ帰りつき、家族三人肩を寄せ合いソファーへ腰掛けた


「愛ちゃんのママは、ニコニコマンだねって、お友達が言ってたよ〜(笑)」



「ニコニコマンかぁ…ママは女の子だからニコニコウーマンだね(笑)」



あたしは、この幸せが当たり前なんて思わない


いつも、2人に感謝している
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