被虐待児の未来
あたしは、夜になると
コンビニに食べ物をさがしに行っていた



「ないなぁ…」

今夜はなかなか食べ物にありつけなかった


「君!?」

誰かがあたしの腕を掴んだ



スーツを着たおじさん


優しい目をした人だった


「ここで何してるんだい」


「……」


「ちょっと、話聞かせてくれないかな!」


あたしの手をとり、歩き始めた
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