王国ファンタジア【氷炎の民】ドラゴン討伐編
王都の召集された特殊能力を持つ戦士たちは、三、四組を一単位にしての五小隊に振り分けられている。
四小隊は、王都より撃って出る遊撃隊。
一小隊は、各小隊の後方支援隊として王都に残される。
当然のごとく癒しの民であるグレードとバジルはそこに組み込まれた。
氷炎の民サレンスは、雷電の民クラウン、森の民アウルと言う組み合わせでの遊撃隊。
魔法に長けた一族のものと、剣の腕に長けた一族のものの組み合わせで、素人目に見ても悪くはない。他の小隊も似たようなものだった。
軍上層部は、それなりに頭を絞ったのだろう。
王都を襲ったのは四頭のドラゴン。
一小隊につき、一頭のドラゴンにあたる。
彼らが王都を来襲したときは、時間を合わせたかのように同時に飛来したが、日ごろは別々の場所をねぐらとしている。そこを一小隊ずつ急襲するというのが、大まかな作戦と言う訳だった。
将軍はさらに細かい注意事項を申し渡したが、それでも無駄に長い修辞句を使う宰相で比べれば、ずっと簡潔であり簡明でもあった。
「出陣は明日の日の出。場所は王宮前広場。それまでに必要な物資等あれば各隊申し出るように。以上。解散」
四小隊は、王都より撃って出る遊撃隊。
一小隊は、各小隊の後方支援隊として王都に残される。
当然のごとく癒しの民であるグレードとバジルはそこに組み込まれた。
氷炎の民サレンスは、雷電の民クラウン、森の民アウルと言う組み合わせでの遊撃隊。
魔法に長けた一族のものと、剣の腕に長けた一族のものの組み合わせで、素人目に見ても悪くはない。他の小隊も似たようなものだった。
軍上層部は、それなりに頭を絞ったのだろう。
王都を襲ったのは四頭のドラゴン。
一小隊につき、一頭のドラゴンにあたる。
彼らが王都を来襲したときは、時間を合わせたかのように同時に飛来したが、日ごろは別々の場所をねぐらとしている。そこを一小隊ずつ急襲するというのが、大まかな作戦と言う訳だった。
将軍はさらに細かい注意事項を申し渡したが、それでも無駄に長い修辞句を使う宰相で比べれば、ずっと簡潔であり簡明でもあった。
「出陣は明日の日の出。場所は王宮前広場。それまでに必要な物資等あれば各隊申し出るように。以上。解散」