らぶきゅん
「あんた、その言葉ゴミ箱に捨てないでよ?」
ロング先輩がさっきより強い口調で言った。
「もちろんですよっ。大切に保管しておきますから!」
「ふっ、強気なのも今のうちだってのにね。じゃあメニューは食べ物なら何でもオッケー」
「はい、いいですよっ!」
「日にちは、2週間後の金曜日、渡す時間は昼休みで、場所は2-5の教室。それで渡す」
……ほほう。
「それで洵介くんが選んだ方が、洵介くんにアタックし続けてもよくて、もし選ばれなかったらいさぎよく洵介を諦める、どう?」
「のった!!受けてたちます!!」
「ふっ、まぁせいぜい頑張って。じゃっ」
そう言って去ったロング先輩だった。