らぶきゅん
「あんたってやつは……」
呆れてる香里。あたしは首を傾げる。
「思い出したけどさ。あの人、超料理上手いよ。ここの体験入学の時に中学生だったあたし達に、料理の腕前を見せてくれたの覚えてるよ」
ち、超上手いですと!?
「確か料理研究部だったっけ?」
そんな部活あったっけ?
てか、あんなに強気だったのは、自分が料理出来るからだったのか。
キーッ、悔しいっ!
「香里、あたし余計負けらんなくなった!!」
負けない!洵介先ぱいを振り向かせるんだからっ!
「そ。まぁ後悔しないようにね」
そう言って教室へ向かった。