らぶきゅん
「それよりアンタ、メニュー考えてんの?」
「あむっ。何の?」
おにぎりを頬張りながら香里を見た。
「料理対決のやつ」
呆れながら、卵焼きを見つめた香里。
「んー、まだ何も。でもすっごいやつ作って洵介先ぱいのハートをゲットするんだぁっ♪」
「そ。ま、頑張んなきゃね。ほらあれ」
そう言って廊下を指さした香里。香里の方を見てみると…
「きゃーっ、洵介先ぱいだぁっ!!ここ通るなんて珍しって……ん?」
あたしは洵介先ぱいの隣にいる人物に注目した。
「あれって……」