らぶきゅん
「し……洵介くんが嫌がってるから……た、助けようとしたのよっ!!」
焦りながら、言い訳を作る紗菜さん。まったく、好きなら好きって言えばいいのになぁ。
「やっぱり気づかれてたかっ。サンキューな、助けてくれて」
洵介先ぱいは、俯いている紗菜さんの顔を覗き込んでお礼を言った。
あーっ!!!!
ずるいずるい、ずーるーいーっ!!
洵介先ぱいの顔近すぎっ!あっ、ほらー、紗菜さん真っ赤だよっ!!
「洵介先ぱーい、あたしにも顔近づけてくださいよーっ」
自分の顔を出来るだけ洵介先ぱいに近づけたが、あっさり拒否られた。