らぶきゅん
「じゃあ何を?」
「んーまだ未定。でも香里のアドバイスは無駄にしないよ♪」
「はは、いい風に使ってもらえたらいいけどね……」
苦笑いした香里だった。
──────…
放課後。
久しぶりに、洵介先ぱいのいる男子バスケ部を見に行くことにしたあたし。
香里にさよならを言って教室を出た。
洵介先ぱいのところに行きたいっ。パワーを充電したいんだ。
料理を作るために、パワーが欲しいの。
「「キャー!勇斗く〜んっ♪」」
「大和先輩、こっちを見てくださーいっ」
女子生徒達が騒いでいるのが見えた。勇斗先輩と大和先輩、相変わらず人気だなぁ。
でも、あたしには洵介先ぱいだけっ。
そう、洵介先ぱいだけって……
「え?」
あたしは目を疑った。