らぶきゅん






「竹田くん、何で知ってるの?」


変だ。


竹田くんが知ってるわけないのに。


「あっ、いやっその……」


竹田くんは顔を真っ赤にして俯いた。


「竹田くん?」


「みっ、満川さんと桐井が、決戦が何とかって言ってたの聞こえたから……」


なーるほどねっ。好きな人(あたし)の話を盗み聞きしてたわけねっ!!(違うだろ)


「大丈夫っ!!あたし勝ってくるからっ♪」


そう言って竹田くんに手を振り、教室を出た。






「あっぶねー」


そして焦っていた竹田くんであった。






< 151 / 308 >

この作品をシェア

pagetop