らぶきゅん
バッチバチバチバチ…
再び燃える両者の闘志。
「あ、それよりさ」
紗菜さんがハッとして言った。
「洵介くん、どっちの料理を選ぶかしらね」
゙まぁあたしだろうけどね゙と鼻で笑う紗菜さん。
「まだわかりませんよ!!焼きおにぎりパワーだってあるかもしれないじゃないですかっ!!」
「あんな庶民的な料理、選ぶなんて考えられないわ。いかにもあんたが作ったようなおにぎり…」
「それだからいいんですっ!!あたしが作ったのがわかってほしいんですっ!!洵介先ぱいを想って作ったっていうのが伝わってほしいんですっ」