らぶきゅん
「「……俺は?」」
しまったと気づいたときにはもう遅かった。
「何!?俺はってどういう意味!?」
「洵介じゃない子が洵介を好きってことなの?」
凉花と母さんが集中攻撃。泰介は助け船を出さずゲームに夢中だ。
「……俺は好きじゃねぇからな」
「それより洵介を好きなコがいるっていうのにビックリよー!!」
母さんがキャッキャッ言いながら跳び跳ねる。あの、あなた何歳?
「いやぁー、洵介を好きなコがいるなんて意外すぎ。同中の人じゃないのは確かだよね?」
「……たぶんな。あんな奴知らねぇし」