らぶきゅん
「でもさ、今の洵介の反応からするともう落ちてるんじゃない?」
クスッ、と笑いながら俺を見る凉花。
「は?何に?何に落ちんだよ」
「わかんないの?ちび鈍男め」
「ちびは余計だ、ガキんちょ」
「落ちたの意味は、洵介を好きなコに洵介が恋しちゃってるってこと!」
はい?俺が満川に……?
「洵介にも春が来たんだね♪」
「なーんだっ♪これでお母さんも安心だわ」
「洵介ー彼女見せろよ」
凉花も母さんも泰介も、面白いことが終わったように散らばった。
コイツら、なんなん!?
俺はソファーにどかっと座った。