らぶきゅん
言えるわけがない。
紗菜さんとの勝負で負けたから、洵介先ぱいを避けていたなんて。
あたしがふぅっと胸を撫で下ろしていると。
「もう大丈夫なのか?そのニキビってのは」
洵介先ぱいがあたしの顔をマジマジと見上げてきた。
う、上目遣い激可愛いですっ。
「だ、大丈夫ですっ!!ほーらこのとおり♪」
そう言って、ニキビなんてできていない肌を見せた。
「1日でこんなに治るもんなんだな、ニキビってやつは」
「あ、あははっ。強力な薬品を使ったんですっ」
1日でキレイさっぱりの薬なんて、あたしは遭遇したことないけど。