らぶきゅん






だけど、あたしは紗菜さんの超美味しいチーズケーキに焼きおにぎりで挑んだんだ。


愛情たっぷりのバスケットボール焼きおにぎり。確か、従兄弟のまーくんのおかげで浮かんだアイデアだったな。


結果は負けちゃったけど、洵介先ぱいは『美味い』って言ってくれた。あたしはそれだけで十分だったな。


それから、紗菜さんとの約束で、洵介先ぱいに近づけなかった。アレはキツかったな。


「なんだかたくさんあるなぁ」


改めて、あたしの生活には洵介先ぱいがたくさんいたんだとわかった。


洵介先ぱいがいなくちゃ、あたしの生活は始まらないんだとわかったんだ。






< 278 / 308 >

この作品をシェア

pagetop