らぶきゅん
だけど、あたしは紗菜さんの超美味しいチーズケーキに焼きおにぎりで挑んだんだ。
愛情たっぷりのバスケットボール焼きおにぎり。確か、従兄弟のまーくんのおかげで浮かんだアイデアだったな。
結果は負けちゃったけど、洵介先ぱいは『美味い』って言ってくれた。あたしはそれだけで十分だったな。
それから、紗菜さんとの約束で、洵介先ぱいに近づけなかった。アレはキツかったな。
「なんだかたくさんあるなぁ」
改めて、あたしの生活には洵介先ぱいがたくさんいたんだとわかった。
洵介先ぱいがいなくちゃ、あたしの生活は始まらないんだとわかったんだ。