恋は私の原動力
「未有ちゃんみたいな友達出来て嬉しいわ」

「本当!!うちも」

言葉で‘友達’だなんて言葉にして言われた事なかったから素直に嬉しかった。

「ねぇ、未有ちゃん好きな人いるの?」

「えっ……うちずっと健太が好きなんだよね」

好きな人がいて、それを素直に言える自分が好き

「あー健太君!確かに1番カッコイイよね!!そっかぁ」

「うん、優しいとこが好きなんだよね」

凄く凄く笑顔で、嬉しそうに語っていたと思う。
キラキラと健太の事を語る私

「私も健太君好きだなぁ、フフフッ未有ちゃんライバルやんね」

莉子のこの言葉で笑顔を一瞬にしてひきつらせた。まじか

そして翌日から、健太と莉子が両思いだと噂が流れ始める。

そんな頃

「死ねや馬鹿」

クラスから孤立した私がいた。

主導権はなぜか莉子

皆も面白がってそれに便乗。

‘ブス’‘ブルドック’そんな事を言われるようになった。

ただ友達になりたかっただけなのに


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