1粒の涙


冬稀にも、あんな頃があったな。

今じゃ、もう無理だけど。




えっ…

あれって…


「冬稀、買ったよ~」

「うーん」

「どうした?」

「いや、行こう」


ただ普通に歩いてた男女。
その男の人は、間違いなく…


ルイだった。



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