1粒の涙


「冬稀入るよ?」

この声は秋稀…?


「大丈夫か?」

そう言いながら保冷剤を渡してくれた。


「…」

無言のまま秋稀はソファーに腰かけた。


「あのさ、言い訳かもしれねぇけど俺らも最近知ったんだ」

「…」

「離婚は…決まった事だから」



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