1粒の涙


コンコン――

「はい?」

「秋稀?冬稀。入って良い?」

ガチャ。

秋稀は部屋に入れてくれた。


良かった…



「あのさ…さっきはごめん」

秋稀に向かって頭を下げた。


「顔上げろよ。別に良いって」



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