君ヲ想う。
「じゃあ、今度はうちね!!
菜月みたいにそんなすごい話じゃないけど・・・。」
と、一度ためた。
「あのね、晃くんとメアド交換したの!!」
「え??まじで??」
あたしも菜月も喜んだ。
「おめでとう!!」
なんだ・・・みんな積極的だな。
あたしだけおいていかれてる。
そんな気持ちでいっぱいになった。



「大丈夫??亜衣・・・??」
あたしはずっと悩んでたから、2人に心配された。
「あっ、あたしなら大丈夫だから・・・。
あたしも頑張るよ!!」
「亜衣・・・無理しなくていいよ?
想ってること全部吐いちゃいなよ!!
全部聞いてあげるからさ。」
蘭が支えてくれた。
「あたしも・・・応援してるから。
2人ともには感謝してるから。
ね??一緒に頑張ろうよ。」
菜月にも、支えてもらった。
その言葉に助けてもらった。



「あのね・・・あたしね。
今日から呼び捨てで言い合えるようになったけど・・・。
あたし・・・メアド聞こうと思ったけど、
聞けなかった・・・。
周りからなんかメアド聞いてるとこ見られてさ、
それで・・・噂されたら・・・って考えるとこわいの。」


「あのね、そんな周りのことなんか関係ないよ?
大事なのは自分自身だから。
恐れることなんてないの。
だって・・・うちらがついてるから。
もちろん、人気高い人だからそりゃ、敵だと思われる。
でも、こっちには菜月がいる。
だからさ、作戦たてようよ。ね?」
蘭はあたしを慰めてくれた。
「うん・・・。でも・・・どうやって?」


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