君ヲ想う。
その後にあたしたちは学校の説明会があるために、
お互いに席に座った。
あたしは後ろ側の席で、蘭とは微妙に遠い。
あたしたちは1年2組で、クラスは5組まである。
この学年は多いため、二列ずつ。
ということは・・・あたしの隣にも誰かが座る。
いったい誰かな?
男子?嫌だ・・・女子がいいな。
でも・・・もしギャルみたいな人だったらな・・・。
あたしはそう不安そうにしていると、
蘭が来た。

「亜衣ちゃん!!何そんな困った顔してるの?
亜衣ちゃんの隣の人・・・結構なイケメンらしいよぉ~~!
羨ましい!!」
亜衣はあたしに突いて言った。
そんなの聞いたことないし・・・しかも男子!?
しかもイケメン!?


でもこれがあたしの人生を変えたんだよね。
出来れば、会いたくなかったよ。





「そんなの知らないし!!」
あたしは顔だけで判断したくないし、
慎重に恋に発展したい。
それに・・・苦い恋はしたくないんだから・・・。
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