君ヲ想う。
「あのね・・・。」
さっきからその言葉しか出てないよ・・・。
でも、優は真剣に聞いてくれてた。
「あたし・・・初めて会った時から・・・好きです。
優しくて話しやすくて・・・
一緒にいるだけで・・・心地よくなるの・・・
こんなあたしだけど、付き合ってください!!」
あたしはその後、顔を上げる事が出来なかった。
今、上げればあたしの顔が真っ赤で倒れそうだから。



「う~~ん・・・。
今はやっぱり、すぐ答える事が出来ないから・・・
時間ちょだい?
また・・・メールするからさ。」
そう言って、優は
「ありがとう。」
と言ってくれた。
それだけでよかったのに・・・
「家まで送ろうか??
もう晩いし・・・俺が待たせたし・・・。」
「いいよ。大丈夫だから・・・。」
あたしはそう言うと、
「ごめんね。」
と言って、帰っていった。


その優しさはやっぱりあたしの心をドキドキさせるよ。
そして、あたしは急いで菜月のいる教室に向かった。
蘭はどうだったのかな??
まだ、あたしもオッケーかどうかはまだだけどね。
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