君ヲ想う。
「ありがとう・・・開けていい??」
優はあたしに笑顔で言ってきた。
このとき、あたしはやっと顔を上げる事が出来た。
この優の笑顔を見たかったからだろうな。
やっとあたしにその笑顔を見せてくれたんだね。


嬉しそうにていねいにあたしのあげたプレゼントを
あけた。



「まじで??」
開けて、その中に入ってるアルバムを見て
驚いた。
「うん。あたしね、そのキラって人の曲すごく好きなの。
だから、優にも聴いてほしいの。
音楽・・・聴くかわからないけど。」
あたしは笑いながら言った。
「俺・・・毎日聴くよ!!
すっごく嬉しい。
今までで一番嬉しいプレゼントだよ!
ありがとう。」
優は幸せそうに、そのアルバムを見ながら
喜んで言った。


よかった・・・喜んでくれて。
あたしはその笑顔と、その言葉で
テンションが上がった。
だって・・・今までで一番嬉しいプレゼントだよ?
喜ばないわけがないよ。
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